新・大前研一名言集(第96回)
長らく、日本人は総中流(ミドル)と言われてきましたが、時代は変わりました。高所得者と低所得者の二極化が鮮明になってきました。
『ロウアーミドルの衝撃』(初版 2006年1月25日 講談社)は、<今や、日本人の8割が「中流の下」以下。社会の地殻変動が始まった!>という帯が示すように、好むと好まざるとにかかわらず、意識せざるを得ない社会が到来しつつあります。
かなり深刻な問題を含んでいます。ロウアーミドルの一人として、また自分自身の問題として考えさせられた本でした。
今日の名言 1 〈286〉
日本以外には中位数年齢(現在生きてる人の年齢の中央値)が50歳を超える国はない。とりわけアメリカは40歳にも満たない。
今日の名言 2 〈287〉
2004年における日本の生産年齢人口(15〜64歳)は8500万人、これに対して65歳以上の高齢者人口は2500万人だから、生産年齢人口3.4人で1人の高齢者を支えている計算である。それが2025年には、少子化によって生産年齢人口が7200万人に減少。一方高齢者人口は1000万人増えて3500万人になり、勤労世代2人で1人の高齢者を支えなければならないことになる。
今日の名言 3 〈288〉
借金が1000兆円を超える国家財政を立て直すには、とりあえずプライマリーバランス(PB)を均衡させていかなければならない。そのためには、今の政府も経済学者も消費税率の引き上げが必須だとしている。
プライマリーバランスとは、歳出から国債の元利払いを除き、歳入から国債の発行額を除いた収支のことだ。これが均衡するということは、つまり国債発行残高がこれ以上増えないことを意味する。健在な財政政策の第一歩だ。
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