新・大前研一名言集(第93回)
長らく、日本人は総中流(ミドル)と言われてきましたが、時代は変わりました。高所得者と低所得者の二極化が鮮明になってきました。
『ロウアーミドルの衝撃』(初版 2006年1月25日 講談社)は、<今や、日本人の8割が「中流の下」以下。社会の地殻変動が始まった!>という帯が示すように、好むと好まざるとにかかわらず、意識せざるを得ない社会が到来しつつあります。
かなり深刻な問題を含んでいます。ロウアーミドルの一人として、また自分自身の問題として考えさせられた本でした。
今日の名言 1 〈277〉
今の公的部門の借金の大きさは、返済する側の生産人口が減っている現状では、日本経済の大きな不安定要因となる。これは物理現象であって、いつまでも「何とかなる」という国民心理、あるいは借換債などの政府マジックによる“心霊現象”で押さえ込むわけにはいかない。
今日の名言 2 〈278〉
私が1980年代後半から、『新・国富論』『平成維新』『新・大前研一レポート』などで、日本が行うべき改革について繰り返し示してきたが、そこで述べてきたビジョンと具体的なアイデアを見ると、今もまったく色あせていないどころか、まさに待ったなしで必要な内容ばかりである。
今日の名言 3 〈279〉
長期衰退期に入り、日本の社会構造は大きく変化した。それをひと言で言うなら、「所得階層の二極化」と、それにともなう「総中流社会の崩壊」である。そしてその変化は、日本社会に劇的な“質的”変化をもたらしている。
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