新・大前研一名言集 (第55回)
『質問する力』(初版 2003年3月1日 文藝春秋)は、<人生をより良く生きるための武器である「質問する力」>を多数の具体例を挙げて詳述した本です。
今日の名言 1 〈163〉
政府がデフォルトを起こしたら、国の借金証文である国債は紙屑になります。すると、まず日本の銀行はどこも確実に吹き飛びます。なぜならほとんどの銀行は莫大な額の国債を保有しているからです。彼らは銀行本来の貸し出し業務で資金を運用せず、それを止めて国債を買っているのです。
今日の名言 2 〈164〉
不良債権の処理とは、経営の危なくなっている企業に銀行が貸し出したお金を、回収してしまうことです。といっても貸したお金の一部しか戻ってはきません。それをやると、銀行の損が確定し、一方では資金を取り上げられた企業が潰れます。
不良債権を処理すると、不良債権はなくなるでしょう。全く不良債権のない国ができるのかもしれません。
しかし、それと景気とは別に問題です。
今日の名言 3 〈165〉
現在の低金利も、不良債権を抱えた銀行やゼネコンを助けるためのものです。
政府が不景気を理由に金利を下げ続けてきたため、預金につく金利がほとんどゼロという状況がもう何年も続いています。
預金者に金利を払わない銀行というのは、(不正蓄財を極秘で預かってくれる)スイス以外では聞いたことがありません。
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