新・大前研一名言集(132)
この本は『即戦力』を身につけるための「ノウハウ本」ではありません。
ではどんな本なのでしょうか?
世界のどこへ行ってもこれらを身につけておけば生きていける、三種の神器、すなわち「語学力」「財務力」「問題解決力」を養成するためにはどうしたらいいのかを提言している本です。
サブタイトルは『下克上の時代を生き抜く』です。
大前氏は『即戦力』を次のように定義しています。
即戦力というのはあくまで、まったく新しい環境に放り込まれても、冷静に本質を見極め、正確な判断や意思決定のできる、プロフェッショナルのことなのだ。
今日の名言 1 〈394〉周囲に自分と同じような人間が六百五十万人もいるので、なにか理不尽なことがあっても、「自分だけじゃない、みんな同じ」と安心してしまって、危機感ももてなければ、怒りも湧いてこない。
今日の名言 2 〈395〉漫画で思考力を奪われてしまったのか、自分の頭で考える癖がまったくついていない。考えなくても「ドラゴンボール」の続きは、一週間経てばちゃんとわかるように、じっと待っていれば、誰かが答えを教えてくれると思っているのだ。
今日の名言 3 〈396〉私の本を読んでも、「『即戦力の磨き方』」と書いてあるから、どうやったら磨けるのか詳述しているのかと思ったら、考え方や精神論ばかりで具体案は何も書いていない」と、アマゾンの書評欄に投書するのもこの連中である。それでこちらが懇切丁寧に解説すると、その場ではわかったような顔をするのに、翌日にはもう忘れている。「自分でやってみろ」といわれても、実はできない。その代わり、「この方法でやってみてください」というと、素直についてくる。この従順さは恐ろしいくらいだ。日本に独裁者が現れたら、一気に熱狂してしまうのもこの連中だろう。自分で批判的に考え、人と違う行動をとることができないのだ。これはほとんど染色体にまでしみ込んだ習性といってもいい。その理由は学生時代の勉強がそうだったからだ。
彼らにとって勉強とは、試験で点数をとるためのものだから、試験が終わればその瞬間に覚えていたことを、きれいさっぱり忘れていいのである。三つ子の魂百までとはよくいったもので、そういう習慣は大人になっても抜けないらしい。
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