新・大前研一名言集(106)
長らく、日本人は総中流(ミドル)と言われてきましたが、時代は変わりました。高所得者と低所得者の二極化が鮮明になってきました。
『ロウアーミドルの衝撃』(初版 2006年1月25日 講談社)は、<今や、日本人の8割が「中流の下」以下。社会の地殻変動が始まった!>という帯が示すように、好むと好まざるとにかかわらず、意識せざるを得ない社会が到来しつつあります。
かなり深刻な問題を含んでいます。ロウアーミドルの一人として、また自分自身の問題として考えさせられた本でした。
今日の名言 1 〈316〉
アメリカの消費者は価格と品質で物を選ぶから、「だいたい同じで、こっちのほうが安い」となれば、安いほうに行く。偏見がなく、自分で見て、触って、使ってみた経験しか信じない。物を見ずにブランドで買う日本とはまったく違うのである。
今日の名言 2 〈317〉
私は日本の価格が高いのは、九割は政府と業界に問題があるが、残り一割は消費者の側の偏見に問題があると考えている。
今日の名言 3 〈318〉
世界的に見れば高収入なのにもかかわらず、日本のロウアーミドルクラスの人たちが豊かさを実感できないのは物価が高いからだが、その根本的な原因は日本の市場の閉鎖性にある。
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新・大前研一名言集(105)
長らく、日本人は総中流(ミドル)と言われてきましたが、時代は変わりました。高所得者と低所得者の二極化が鮮明になってきました。
『ロウアーミドルの衝撃』(初版 2006年1月25日 講談社)は、<今や、日本人の8割が「中流の下」以下。社会の地殻変動が始まった!>という帯が示すように、好むと好まざるとにかかわらず、意識せざるを得ない社会が到来しつつあります。
かなり深刻な問題を含んでいます。ロウアーミドルの一人として、また自分自身の問題として考えさせられた本でした。
今日の名言 1 〈313〉
日本茶も「国産茶葉使用」をうたう商品がありがたがられているが、これも不思議な話である。日本企業は中国の浙江省でせっせと緑茶を作っているが、なぜ「日本と同じ種を同じ技術で栽培した中国産です」と堂々と言えないのだろうか。さらに言えば、国産の緑茶の中でも、なぜか消費者は「静岡茶」をありがたがる。しかし、国産静岡茶の多くは、じつは鹿児島県で作られている。
今日の名言 2 〈314〉
ボーダーレス経済の時代には、国産にこだわること自体がナンセンスである。その流れに逆らって、国内の少数利益団体、ノイジー・マイノリティーを保護するために「国産信仰」を消費者に流布し、市場開放を阻止しようとする。そこには日本政府の欺瞞( がある。
今日の名言 3 〈315〉
アメリカはもともと、人種差別など偏見の非常に強い国だったが、国の活力を高めるために門戸を開放して世界中から人間を受け入れ、今では偏見のほとんどない国になっている。なぜアメリカのロウアーミドルが豊かな生活ができるかといえば、この偏見がないからに他ならない。
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