新・大前研一名言集(第97回)
長らく、日本人は総中流(ミドル)と言われてきましたが、時代は変わりました。高所得者と低所得者の二極化が鮮明になってきました。
『ロウアーミドルの衝撃』(初版 2006年1月25日 講談社)は、<今や、日本人の8割が「中流の下」以下。社会の地殻変動が始まった!>という帯が示すように、好むと好まざるとにかかわらず、意識せざるを得ない社会が到来しつつあります。
かなり深刻な問題を含んでいます。ロウアーミドルの一人として、また自分自身の問題として考えさせられた本でした。
今日の名言 1 〈289〉
総中流社会が崩壊し所得階層が二極化したことは、日本のマーケットにも変動をもたらしている。なかでも最多数を占める年収300万〜600万円のロウアーミドルクラスが、今後さらに拡大してマーケットの大きな核を形成していくことは間違いなく、このことは日本企業の戦略にも大きな影響を与えることになる。
今日の名言 2 〈290〉
売上を伸ばすには、最大のマーケットであるロウアーミドルクラスにどうコミットしていくかがポイントになる。そのキーワードは、ズバリ「なんちゃって自由が丘」だ。
「なんちゃって自由が丘」とは、簡単に言えば「価格は安いが、センスは自由が丘」という商品やサービスのことである。いずれは住みたいと思っていた街=自由が丘、には住めないがその雰囲気だけは楽しみたい、という人が最大多数となっているからである。
今日の名言 3 〈291〉
ナチュラルキッチンは100円ショップだが、扱っているのはお洒落な人気雑貨店やインテリアショップにあるようなセンスの良い商品だ。
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