新・大前研一名言集 (第21回)
『ドットコム仕事術』(初版 2003年8月10日 小学館)は、日本でIT企業が注目され始めた頃に書かれた本です。
先見性と洞察力に裏打ちされた本書を読み返してみると、新しい発想で仕事に取り組み成果を挙げるための多くのヒントが見つかりました。
今日の名言 1 〈61〉
『企業参謀』の中で論じたのがこの戦略的思考だ。平たくいえば、常識というパッケージに包まれたモノ(商品や事業など)を解体し、最も有利な状態に再構築した上で攻め込んでいく思考である。つまり単純化すると、ゼロから新しいビジネスを創出するのが構想力で、既成のビジネスから創出するのが戦略的思考だといえよう。
今日の名言 2 〈62〉
ビジネスのヒントは、身近に転がっている。問題は、それに気づくかどうか、そして、未知の知識を吸収する好奇心を持っているかどうかだ。知的にマメか、怠惰か。その差が収入を大きく左右する。どんな事柄も、それを知っている人間と、知らない人間がいる。この《知的格差》にこそ、ビジネスチャンスがあるのだ。
今日の名言 3 〈63〉
グローバル化が進む中、サラリーマンは3つの距離を理解しておく必要がある。1つは〈物理距離〉。これは、A地点とB地点がどれくらい離れているかを示す。次に〈時間距離〉。A地点からB地点への移動にかかる時間を示す。3番目は〈料金距離〉だ。A地点からB地点への移動にかかる料金を表わす。シーガイアの敗因は、大人口を抱える東京など都市部からの料金距離で、ハワイやグアムに劣ったことにあるわけだ。現在は外資系企業の運営のもと、再生が進められている。鍵は、やはり料金距離の克服であろう。
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